« ユーデック主催学校見学会の開催 | メイン | 教育実習始まる »

自家自給率を高める~マーマレードを作る

マーマレード フキの佃煮

  以前この校長通信でも紹介した玉置俊久氏は松下電器を早期退職し、自ら〝みかん百姓〟と称し減農薬のみかん作りを行なっておられます。昨年の暮れにはみかんを送っていただき受験を控えた高校3年生を中心に美味しくいただきました。
  最近、柑橘類についてもオレンジやネーブル、グレープフルーツ等の輸入品が増加しつつありますが、ポスト・ハーベスト(収穫後の農薬)の心配のない国産のみかんを見直していかなければならないと感じ、玉置氏から定期的に色々な種類のかんきつ類を購入しています。先日、届いた新鮮な夏みかんでマーマレードを作ってみました。みかんの皮もすべて使用したため、廃棄するところはほとんどありません。あまり、手間隙をかけずに全く添加物の含まれていないマーマレードが出来上がりました。今は時間を惜しんで安易に食物を入手する傾向がありますが、これらには多くの添加剤が含まれています。これからは安心安全の食物を自らの手で作るということが必要ではないかと思います。
  このような考えで、自宅の庭で群生している蕗(フキ)を材料にして佃煮を作ってみましたが、案外簡単にできるということもわかりました。これからもささやかですが、自家自給率を高めるための取り組みを続けていきたいと考えています。
  
  ところで、玉置氏は先日行なわれた和歌山県の日高川町長選で第二代目の町長に選出されました。これまで日高川町観光協会の会長として和歌山県の天台宗最古の寺である道成寺に京都の妙満寺から実に420年ぶりに釣鐘を里帰りさせたり、手づくりログハウス倶楽部を立ち上げたり、備長炭の産地を売り込むため「日本一長い焼き鳥」に挑戦する等斬新なアイデアで活性化に取り組み〝町おこしのプロデューサー〟として『魅力ある日高づくり』を推進されてきていましたが、これからも大いに町の発展に尽くされることを心より願っています。