勉強術を身につける~学習習慣の確立
6月15日(月)、本日北海道への修学旅行に出発した高校2年生以外の学年の定期考査が始まりました。普段小テストを実施していますが、中学・高校の1年生にとっては、それぞれ初めての定期考査ということになります。本校では学習に集中してもらうために、考査前の1週間は部活動を中止することにしていますが、学習に対する取り組みにはかなりの個人差があるようです。
人間には〝追い込まれないとエンジンがかからないタイプ〟〝日頃から計画的に物事を進めていくタイプ〟〝追い込まれても行動を起こさないタイプ〟等さまざまなタイプがあります。行動を起こさないというのは論外ですが、私も30歳になるまでは追い込まれないとなかなかエンジンがかからないタイプでした。そのためこれまで何度も苦い経験をしてきました。中学・高校時代には試験前日に徹夜に近い形で一夜漬けの学習をしたことも数え切れないくらいあります。しかし、振り返ってみるとあまり効果が上がらなかったように思います。何故なら体が疲れているため、自分では随分やったように感じるのですが、よく考えてみると学習時間の絶対量が足りないのです。仮にテストの前日に5時間勉強したとしても、毎日30分ずつ1ヶ月やったのとを比べると勉強時間の差は明白です。
よく予習・復習の大切さが指摘されますが、授業の前に自宅や通学電車内、あるいは授業と授業の間の休み時間を利用して予習する。また、授業を聞いた後、自宅に帰ってからその日の教科書とノートを、たとえ10分間程度でも見直すと、学習効果は格段に高まります。
中学・高校時代に規則正しい学習習慣の確立をはかり、日々の地道な努力を積み重ねていって欲しいと思っています。