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凡事徹底の大切さ

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 本校では教育の大きな柱として人間教育の充実をあげています。このテーマについては、これまで何度も取り上げてきていますが、人間力を向上させるための特効薬はありません。簡単なこと、当たり前のことを確実にやるという「凡事徹底」が必要なのです。
  そのため、爽やかな挨拶をする、きっちりした服装をする、ルール・マナーを守る、しっかりと整理整頓や掃除をする、といったことを中心に人間力の向上をはかっています。
  さて、先週の月曜日(15日)からは完全に夏服への衣替えを行ない、現在女子生徒は半袖シャツにリボン、男子生徒は半袖の開襟シャツ着用ということになりました。これに伴い校章や組章をつけることになっていますが、どうしても頻繁に洗濯するためバッジの付け忘れが目立っていました。このため、早朝の登校時において挨拶と共にバッジを佩用するよう指導してきましたが、残念なことになかなか徹底できませんでした。それでも教員だけではなく教育実習生達も指導にあたる、また生徒自らもクラス毎に付け忘れの人数を把握する等の活動の結果、徐々に佩用率が上がってきました。バッジをつけるということは考えようによっては、取るに足らないことかも知れません。しかし、〝凡事を徹底する〟という姿勢が何よりも大切なのです。
  私もこれまで色々な企業や団体を見てきましたが、凡事徹底のできているところは例外なくマネジメントのレベルが高く、トップの方針が末端まで浸透しているということが分かりました。小さなことをおろそかにするという姿勢では、絶対に大きなことはできません。〝小さなことでも決めたことは必ずやる。〟逆に〝中途半端にしかできないことはやらない〟というくらいの明確な考え方が必要であると思っています。