御所市教育委員会での講演
7月21日(火)、奈良県御所市の上田貞夫教育長の依頼を受けて、本年度の教員初任者に対する講演を行ないました。上田氏は私の高校時代の同級生であり、母校である奈良高校の校長退職後は私学の事務局長を勤められる等永年教育の仕事に従事されてきており、実に幅広い教育界での人脈を有しておられます。私も民間企業から校長に就任したため当初は戸惑うことも数多くあり、これまで色々な指導やアドバイスをいただいてきました。
御所市は奈良盆地の西南端に位置し、西には葛城山や金剛山がそびえ立ち南は五條市に連なる総人口約3万1千人の県下では最小の市ですが、目立った産業もないため財政状況は極めて厳しいようです。この中にあって同氏は教育長に就任以来、従来の延長線上の取り組みを見直し、さまざまな教育改革を推進されています。
本日は今年採用された小学校・中学校の23名の教員に対して、日本や世界の現状と今後、これから社会で必要となる力、学校現場と社会の違い、学校の役割、凡事徹底の大切さ、教員として心がけて欲しいこと等をパワーポイントでお話しました。その後、本日の講演に対して個人的にお礼をしたいということなので、地元のこだわり豆腐店で数時間にわたり情報交換を行ないました。こだわりというだけあって、この店ではすべて国産大豆を使用しており、普通の豆腐とは異なり甘みが口の中に広がりました。 お互いに立場は違いますが、将来の日本を背負って立つ子ども達を育てるという志を持って教育活動を推進していきたいと思いました。