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あいさつ推進月間にあたって

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  いよいよ今日から9月に入りました。
  本学園では人間教育の充実を教育の大きな柱として位置づけていますが、この基本はあたり前のこと、簡単なことをやり続けていくという凡事徹底です。この一つとして昨年より4月と9月を『あいさつ推進月間』に定め、学園内で会う人にはすべて挨拶しようということにしています。早速学園内に今回のテー マである「明るく・元気よく・笑顔であいさつをしましょう」のポスターを掲示しました。
  現在、中・高においては毎朝、先生方と生徒会役員の生徒が積極的な声かけを行ない、あわせて服装や頭髪指導を行なっています。私も時間の許す限り、生徒達と挨拶を交わすように心がけていますが、この運動の継続により、最近ではほとんどの生徒が挨拶するようになってきました。しかし、完全に徹底できているわけではなく、顔見知り以外の人に対してはそのまま通り過ぎるということもあるようです。  
  挨拶は〝心を開いて相手に迫る〟ということであり、コミュニケーションの第一歩です。社会では〝礼に始まり礼に終わる〟と言われるくらい挨拶を大切にしています。挨拶をしないということは、自らコミュニケーションの扉を閉ざすことになるため、どれだけ他の能力に優れていても社会で活躍することはできないでしょう。
  パナソニックの創業者である松下幸之助氏は伸びる会社の条件として、朝の挨拶と整理整頓、トイレ掃除の三点を挙げておられました。私もこれまでさまざまな職場を見てきましたが、明るい挨拶が交わされており、整理整頓が行なわれているところは人間関係も良好で、不思議と事故や品質不良や仕事のミスが少ないのは事実です。 人間力をつけるには、こうすれば良いという特効薬はありませんし、一挙に一難しいことをやろうとしても上手くいきません。まず簡単なことを確実にやり、足元を固めることが大切です。その第一歩として 〝さわやかな挨拶〟を徹底していきたいと思っていますので、ご家庭においても是非実践してください。