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メタセコイアのキイホルダー

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  本学園は地域の皆さんの熱い思いでつくられ、来年人間では還暦にあたる創立60周年を迎えます。これを機に高等学校の校舎建設や小学校のグランドの拡張等を進めており、現在、保護者、教職員、同窓会、企業、地元の皆さんからもご寄付を募っています。お蔭様で、厳しい経済情勢にも関わらず多くの方々からご支援、ご協力をいただき心より感謝しています。
  日本には自分達の力で校舎建設やグランド整備をしてきたという学校が多くありますが、本校の歴史を紐解くとまさに多くの人達の力が結集されて今日があるということが分かります。時代は変わりましたが、学校づくりにあたっては、いかに多くの人の思いが込められているか、言い換えると〝それぞれの人が自分のできる範囲で精一杯のことを行なう〟ということが大切であると思います。
  嬉しかったのは、このような思いが生徒達にも伝わり、今回の文化祭では生徒会がメタセコイアの木片を使って「キイホルダー」を作り、校舎建設のための募金活動をしてくれたことです。このメタセコイアの木片は移植を確実に行なうために切り取った先端部です。簡単にゴミとして捨てるのではなく旧校舎の変遷を見守ってくれていたメタセコイアを何とか別の形で残したいという思いも込められています。決して大きな金額ではありませんが、これからもこのような運動を展開していきたいと思っています。