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『3R』の取り組み

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  今年の文化祭では全生徒がゴミの削減に取り組み大きな成果を上げることができました。具体的には初日の模擬店において〝マイプレート、マイ箸〟を持参するようお願いすると共に終了後は資源ゴミとして「ペットボトル」「アルミ缶」「古紙」「ダンボール」を分別し、リサイクル業者に引き取ってもらうことにしました。
  以前、環境クイズの中で 「日本国内で1人が1日あたりに出すゴミの量はどれ位ですか?」 と言う質問をしましたが、答は約1.1Kg、1年では400kgになります。そして、ゴミの回収と処理には1トンで5万円のお金がかかっているのです。
  日本はこれまで経済の発展に伴って「大量生産」、「大量消費」、「大量廃棄」のライフスタイルが定着してきました。大量生産によって物を安く入手することができるようになったため、残念なことに使い捨てという風潮が生まれてきました。これらのゴミは焼却と埋め立てを中心に処理されていますが、近年廃棄するゴミの増加によって新たな環境問題が起こってきており、看過できない状況になってきています。この普通ゴミの内訳を見ると家庭ゴミ7割、事業所ゴミ3割となっています。このうち事業所ゴミは有料化、自己処理義務で減りつつありますが、家庭ゴミは増え続けているのです。
  環境問題の中で、ゴミと資源に関わる問題を解決していこうというのが、「Reduce」「Reuse」「Recycle」の頭文字を取った『3R』の取り組みです。今回の文化祭では生徒達が「Reduce」と「Recycle」に、PTAが制服の「Reuse」に取り組みましたが、これから各家庭においても3Rを心がけて欲しいと思っています。
 
*「Reduce」というのは〝使い切った後に出るゴミの量を少なくする〟=減らす
* 「Reuse」というのは〝一度使ったものをゴミにしないで何度も使う〟=再使用する
* 「Recycle」というのは〝使い終わったものをもう一度資源に戻して製品をつくる〟=再資源化する