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食物の無駄をなくす

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  これまで日本では美しくて形の良い物しか売れないという理由で、不揃いの野菜や規格外の加工食品等のほとんどが店頭に並ぶことなく廃棄されてきました。そして、廃棄処分されている野菜の量は実に全体の40%にものぼると言われています。果物や魚についても小さいものや傷のついたものは野菜と同様捨てられているようです。外国の人から見ると同じサイズの美しい野菜や果物、魚が並んでいるということは驚きのようです。
  しかし、最近スーパー等では規格外の安価な野菜が販売されるようになってきました。これらの規格外の野菜は形が悪くても栄養価には変わりがないため、徐々に消費者に受け入れられてきているようです。また、地産地消ということで葉のついた大根や土のついた人参や里芋,ずいき等も店頭に並ぶようになってきました。
  先日、農林水産省もやっと規格外として処分される野菜の出荷を生産者に求める方向で検討に入るというコメントを発表しましたが、食料自給率を高めるためには、消費者も食に対する意識を変えていくことが必要です。
  今年の文化祭では西谷地区の農家にご協力いただき地元野菜の販売を行ないましたが、今後は規格外の野菜の有効活用をはかることも検討していきたいと思っています。