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高等学校校長会の開催

  9月18日(金)、神戸市総合教育センターにおいて『平成21年度兵庫県普通科高等学校長会第23回総会・研究協議会』が開催されました。この会は兵庫県内の高等学校が県立・市立・私立の設置者を問わず、一堂に会する唯一の会です。本日は午前の総会に続いて午後からは三つの講演がありましたが、とりわけ「三重県四日市高校」の大橋眞校長先生による事例発表は実に興味深いものでした。同校は明治32年創立で110年の歴史を有する伝統校で全校生徒は1076名です。学校教育目標は「国際的に活躍できる創造力豊かな人材の育成をはかるため、個性の伸張と人格の陶冶に努める」「生徒・保護者・県民の方々の願いに応えることができる全国屈指の進学校をめざす」というものです。この目標を受けて学校経営の基本テーマは『三重県でトップの卓越した学校づくり』です。
  大橋校長の話の中で印象に残ったのは「教職員がこの基本テーマ(理念)を共有することが何よりも大切であり、一人ひとりにどうしていきたいかを尋ね、この理念に賛同できない人には転勤してもらう。そうしないと一つの方向に向かうことはできない。理論や言葉だけではなく気持ちで動く教員でなければ学校づくりはできない。学校を動かす力は教職員が現状に対して何かの気づきや問題意識を持つことが大切である。」という言葉です。
  平成20年の大学合格者数は国公立大学236名で、東京大学 12名、京都大学17名、大阪大学17名、名古屋大学38名となっています。そして、現在教職員の満足度は95%、全員がプライドを持って教育活動を行なっており、東大、京大あわせて50名をめざしているとのことです。
そして10項目にわたる教職員の気づきを紹介されましたが、大変参考になる内容なので後日掲載します。