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大きな可能性を秘めた環境技術

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  昨今、温暖化ガスの抑制をはかるための各国の環境への取り組みが注目を集めています。日本も2020年には1990年比25%減という意欲的な目標を掲げていますが、:現時点においてはこれまでの増加分を含めると40%近い削減が必要ということになります。また、世界全体から見るとBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)やVISTA(べトナム、インドネシア、南アフリカ、トルコ、アルゼンチン)等が大きな経済発展を遂げることになり、これに伴って温暖化ガスの排出量も増大します。このことを勘案すると長期的に見て先進諸国においては温暖化ガスを半減するというくらいの目標を持って取り組むことが必要です。
  そのためには、過去の延長線上の考え方ではなく、枠組みを大きく変えることが不可欠です。振り返ってみるとこの100年間は石油というエネルギーをベースにした『大量生産・大量消費・大量廃棄』の時代でした。しかし、これからは徹底的に脱石油をはかり、地球環境を守るという視点に立って行動していくことが大切です。そのような目で現状を見ると大きな可能性を秘めた環境技術が次々と生まれつつあります。ハイブリッドカーや電気自動車、リチウム・イオン電池、コージェネレーション、非食料バイオ燃料、LED照明、太陽光・風力・バイオマス発電、CO2の地下貯蔵、スマートグリッド(次世代送電網)等です。
  そして、何よりも心強いのは、日本はこれらの環境技術を数多く保有していることです。かつて日本の製造業はオイルショックを経験して世界トップ水準の省エネ技術を確立しました。温暖化抑制という世界の動きは日本にとって千載一遇のチャンスであると前向きに受け止め、官学民が連携して取り組んでいくことが大切であると思っています。