終わりは始まり
10月2日(金)、今週の月曜日から始まった定期考査が終了しました。生徒達はそれぞれ5日間にわたるテストの緊張感から解放されて、晴れ晴れとした表情で部活動に参加したり、帰宅の途に着いたようです。何人かの生徒に「結果はどうだった?」「何が難しかった?」と尋ねてみましたが「この教科は自信があります」とか「できました」という答えは少数で「まあまあです」とか「微妙です」といった答えが多かったようです。
私のこれまでの経験からすると概して「大体できた」ということで放置しておくケースが最も問題があるように思います。何故なら〝できたか〟〝できなかったか〟を自分なりに確認し、できなかったところを今一度自分の手で解き直しておくことが大切なのです。野球のイチロー選手や金本選手等活躍しているスポーツ選手は必ず試合後に素振りや体力づくりを行う等のトレーニングを欠かさず、次の試合に備えています。長い間にわたって活躍できるのは、能力もさることながらこの習慣が身についているからです。
何事においても終わるとホッとしてのんびりと過ごす人と明日のために準備をする人とは大きな差がつくのは当然です。まさに〝終わりは始まり〟なのです。明日からは自宅研修日になりますが、確かな学力を身につけるために、テスト後の取り組みをしっかりと行なって欲しいと思っています。