« 終わりは始まり | メイン | サツマイモのためし掘り »

2016年オリンピックの開催地

tusin029_gorin.jpg
  国際オリンピック委員会(IOC)は2日、コペンハーゲン市内での総会において、2016年オリンピックの開催地をブラジルのリオデジャネイロにすることを決定しました。鳩山首相夫妻が出席し「環境五輪」を前面に押し出すことによって支持を訴えた東京は残念ながら2回目の投票で落選することになりました。有力候補地であったシカゴや東京、マドリッドを押さえてリオデジャネイロが選ばれたのは〝南米初〟ということが多くの委員に受け入れられた結果ではないかと思います。振り返ると日本は1964年(昭和39年)の東京オリンピックを契機に一時低迷はあったものの経済の高度成長路線に乗り、世界屈指の経済大国になったのです。このように世界最大のイベントであるオリンピックは経済発展と深い関係が認められています。
  現在、ブラジルは一時の経済の低迷から脱して、大きな成長を始めており、世界から注目を集めています。また、移民等を通じて日本とは深い関係にあり、日系人も数多くいます。オリンピック開催までにはさまざまな準備が進められることになりますが、これに伴い世界の資金がブラジルに流入し、ますます経済が活性化されるのではないかと思います。今後ブラジルの動きを注視していきたいものです。

  因みに、リオデジャネイロは『リオのカーニバル』で有名な人口約600万人を有するブラジル第二の都市(第一はサンパウロ)であり、世界三大美港のひとつに数えられる港町です。是非世界地図で確認しておいてください。