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体育の日にあたって

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  本日(10月12日)は体育の日で、運動会等の行事が開催されている学校や地域も多いようです。また、中には連休を利用して家族で行楽に出かける人もあったのではないかと思います。
  最近、わが国の文化や歴史についてあまりにも無関心で無知な人が増えてきているように感じますが、日本には世界に誇れる素晴らしい文化や規範、慣習というものがあります。これらをしっかりと受け継ぎ次世代に伝えていくことが必要であると思います。昔は祝日にはそれぞれの家において国旗を掲揚していましたが、残念なことにこのような光景はほとんど見られなくなってきました。そのため祝日についても制定された由来を知らないまま、単に休みが増えたということになってきているようです。
  体育の日は、1961年(昭和36年)に制定されたスポーツ振興法により、10月の第一土曜日を「スポーツの日」としていたことに遡りますが、この日は祝日ではありませんでした。その後、1964年(昭和39年)にアジアで初めて開催されたオリンピック東京大会の輝かしい成果と感動を記念して開会式が行われた10月10日を「国民がスポーツに親しみ、健康な心身を培う日」として1966年(昭和41年)国民の祝日に定められました。因みに10月10日は秋雨前線が集結した後で、日本の観測史上晴れる確率が最も高い「特異日」ということになっており、この日を開会式にしたのです。
その後2000年(平成12年)からは『ハッピーマンデー法案』の制定により第二月曜日が体育の日とされ、現在に至っています。

*ハッピーマンデー制度
  週休2日制で生活している人が増えたので、休日を月曜日に持ってくることで、3連休にして、余暇を有意義に利用してもらおうという制度です。この制度で月曜日に移動した祝日は、成人の日、海の日、敬老の日、体育の日です。