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横浜市立みなと総合高等学校の取り組み

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  昨日のブログで、横浜市立みなと総合高等学校の角田武彦先生が来校されたということを紹介しました。同校は2002年に開校され8年目を迎えており、学校の基礎固めが終わり、第二ステップにさしかかっていますが、順調に学校づくりが進んできているようです。
  角田先生とは前任の芦間高等学校時代からの付き合いで、年に一度くらいの割合で情報交換していますが、今回の話し合いの中で非常に印象に残ることがありました。それは、以前私が話した「権限とは与えられるものではなく、奪い取るものである」という言葉を胸に刻み、積極的に学校づくりを進めています、という力強い答えが返ってきたことです。
  
  総合学科というのは普通科、専門学科(工業、商業等)以外の第3の学科ということで、1994年(平成6年)から導入され、現在全国には334校が設置されています。総合学科の最大の特徴は将来の進路希望に応じて各教科・各科目を選択履修できる、言い換えると生徒一人ひとりが自分で時間割をつくることができるということです。そして、これを助成するため『産業社会と人間』という科目が設置されています。
  同校では学校としてのマニュフェストを公表しており、「学校ビジョン」としては〝人間力を高める〟、「めざす学校像」としては〝学ぶ力を伸張する学校〟〝キャリア形成を支援する学校〟〝相互理解を深める学校〟、また「めざす生徒数」としては〝知識を活用できる生徒〟〝将来の展望を拓く生徒〟〝暖かな人間関係を築く生徒〟を掲げています。そして、具体的な教育活動として、きめ細かい進路指導や学校生活を見直す週間の設置、学校Webページの活用、学校評価の精度アップ等を公表されています。
  今は政治分野を中心にマニュフェストを公開することが一般的になりつつあります。また、企業では事業経営計画だけではなく都度進捗状況を発表しています。本校も毎年学校経営計画を作っていますが、開かれた学校づくりのためには更に精度を高め、公表していくことが大切であると思っています。