教育実習希望者に対する事前研修
10月17日(土)は実に慌しい一日でした。朝一番横浜市立みなと総合高等学校の角田先生が来校され意見交換した後、環境フォーラムに出席、続いて来年度教育実習を希望する学生に対する事前研修会での講話、最後は学園PTA協議会に出席という過密スケジュールでした。
本校では昨年度より教育実習希望者に対して事前の研修会を実施しています。一昨年までは本校の卒業生で教育実習を希望するすべての学生に対して受け入れを行なっていました。この結果、30名を超える学生が実習することになり、教科によっては十分な指導ができないということになってしまいました。また、将来教職に就く希望のない者や実習にあたっての事前準備も十分でないという者も散見されました。これでは本来の教育実習の効果は上がりません。たとえ実習生であっても授業を受ける生徒達にとっては、あくまで先生であり、しっかりとした指導をしてもらわなければならないのは当然です。
今日の事前研修に参加した学生は18名ですが、全員が教職を目指したいと力強く宣言してくれ、頼もしく感じました。私はあらかじめ作成していた『教職を目指す皆さんへ』のレジュメの中から〝確固たる人生観を持つ〟〝高志・自律・努力の実践〟〝われ以外皆わが師〟〝反省なきところ進歩なし〟のテーマの資料を渡し、教育実習にあたっては十分な準備を積んで臨んで欲しいということをお願いしました。
これからの日本にとって最大の課題は教育であると言っても過言ではありません。そして、教育の質を上げるのは教師の力量によるところが大きいと思います。教職を目指す皆さんがゆるぎない志を持って日々研鑽してくれることを願っています。