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チーム・マイナス6%の取り組み

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  『チーム・マイナス6%』という言葉について尋ねても知らない人が多いようです。
これは、環境省が地球温暖化防止のために行なっている国民的プロジェクトの愛称であり、2005年に京都議定書において取り決められた日本の温室効果ガス6%削減に因んで〝みんなで止めよう温暖化〟を合言葉に結成されました。しかし、現状は温室効果ガスは逆に増加してきているのです。
 実は、本校ではこのチームに加入していますが、まだ全体運動というレベルには到達していません。新政権は温暖化ガスを2020年に1990年比25%削減するという新たな目標を打出しましたが、まず当初の目標を達成することが大切であると思います。
チーム・マイナス6%プロジェクトの目的は、地球温暖化の状況を広く国民に知らせ、温暖化防止のアクションを促すことであり、次の具体的な6つのことを提案しています。
    ① 温度の調節で減らそう・・・・冷房は28℃、暖房は20℃に設定する
    ② 水道の使い方で減らそう・・・蛇口はこまめに閉める
    ③ 自動車の使い方で減らそう・・アドリング・ストップを行なう
    ④ 商品の選び方で減らそう・・・エコ(省エネ)商品を購入する
    ⑤ 買い物とゴミで減らそう・・・ゴミになりそうな過剰包装を断る
    ⑥ 電気の使い方で減らそう・・・コンセントをこまめに抜く
  これらは、一人ひとりが意識しておれば、そう難しいことではありません。一人ではごく小さな削減にしかなりませんが、チーム全員が実施するとなると確実に大きな削減効果が期待できることになります。そして、今、チームとしてこの運動に参加する企業や諸団体が増えてきています。
  温室効果ガスの6%削減は、全世界に対する日本としての約束事であり、これが達成できないということは、国際社会における信用失墜に繋がるのは間違いありませんが、現状ではこの目標の達成はかなり難しいと思います。2020年に先送りするのではなく、多くの国民が参加する大衆運動にまで広げることによってまずこの目標を達成することが大切です。。
  現在、本校は環境教育に注力していますが、個人のレベルを超えたチームとしてのレベルにまで高めていくことが必要ではないかと思っています。是非、家庭においても環境に対する意識を高め行動に結びつけて欲しいものです。