課題を解決する
これまで、学校と社会との大きな違いは与えられた問題を解くというだけではなく、何が課題なのかを見つけ出し、解決していくことであるということを紹介してきました。
現在、日本はあらゆる分野において見直しが必要になってきていますが、教育界も例外ではありません。本日(10月18日)午後、初めて大阪府教育委員会会議に出席し、さまざまな懸案事項の説明を受けました。また、先日いただいたマニュフェストにも実に多くの内容が盛り込まれていましたが、これらをやり遂げるためには業務に落とし込むことが大切です。しかし、現下の厳しい経済環境のもとにあっては、ヒト、モノ、カネといった経営資源が豊富にあるわけではありません。まさに限られた資源を有効に使うという発想が必要です。そのためには、まず課題を緊急度と重要度という二つの尺度で分類し、絞り込む、その上でスケジュールを作成していくことが必要です。よく実現性のない例えとして〝絵に書いた餅〟という言葉が使われますが、「誰が」「何を」「いつまでに」「どうする」ということが明確になっていないと課題を解決していくことは難しいように思います。
いずれにしても過去の延長線上で物事を考え行動するというパターンから脱却して、新しい仕組み、システムを構築していくという姿勢が必要であると感じています。