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心のふれ合い

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  沖縄研修旅行において生徒達が最も楽しみにしているのが、伊江島における民泊です。本部港からフェリーに30分乗船して伊江島港に着くと、代表の方々が〝歓迎雲雀丘学園中学校〟の幕を持って出迎えていただいていました。既に港には今回生徒達がお世話になる各民家の方々が集まっておられ、暖かく入村式を行なっていただきました。
  その後、生徒達は4人~6人のグループに分かれ、多少緊張の面持ちでそれぞれの民家に向いました。伊江島は南北3km、東西6kmのピーナツ状の島ですが、人口は徐々に減少し、現在では5千人を割り込んでいます。この島には高校がないため、子ども達は中学を卒業すると、本島の高校で下宿生活を送るとのことです。そのため、中学を卒業するまでに独り立ちできるようにしっかりと子育てをするという話しをお聞きしました。
  いくつかのご家庭を訪問させていただきましたが、まるで自分達の子どもや孫のような気持ちで接していただいているようです。生徒達は短時間のうちに実にうちとけた様子で、既に家族の一員になりきっているように感じました。
  毎年、この民泊を通じて人間の心の暖かさに触れ、家族のありがたさを感じる生徒が数多くいるようですが、今回も素晴らしい経験を積んでくれるのは間違いないと思っています。