順調に進む高校校舎建設
<1階昇降口付近> <1階廊下天井>
高校校舎の建設が始まって8ヵ月が経過しましたが、今のところ工事は順調に進捗しており、4階部分までのコンクリート打ちもほぼ終了しました。今回の建設にあたっては、教職員の中から建築委員を選定し、このメンバーを中心に毎週火曜日に打ち合わせを行なうと共に毎月一度竹中工務店、安井建設設計、学園の幹部による確認のための会議を開催しています。
この度、11月の定例建築総合会議の後、新校舎の建築内部を見学させていただきました。見学したのは1階部分ですが、生徒・職員が出入りする玄関にあたる昇降口は土間・壁・天井ともに分厚いコンクリートで囲まれながらもかなり広い空間に感じました。壁の厚みは玄関で30センチあり、万全の耐震構造になっています。1段上がった正面は60周年記念多目的ホール(仮称ろくまるホール)ですが、残念ながら養生シートで囲ってあるため内部を確認することはできませんでした。また、手前廊下側の中央に位置するコンクリートの柱も大きくて特徴的であり、1階に設置する保健室や美術教室等の特別教室も十分なスペースが確保されているようです。これから順次、内装を行ないロッカーや机等の備品を入れて最終の仕上げを行なうことになります。続いて食堂へ降りる入口やその西側の階段となる部分、廊下部分を見学しましたが、天井部分にはフレキシブル配管が走り、教室の天井にはエアコンの機具が吊り込まれていました。工事責任者によると、コンクリートは徐々に硬さを増し、4週間経つと最強の強度になるため、この状態まで待って、コンクリートを支える補助金具を取り外していくとのことです。
なお、この校舎建設と並行して、現在備品等の最終選定を行なっていくことになりますが、価格・品質を厳正に見極めることにより、素晴らしい学習環境を実現していきたいと思っています。