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学力の向上~規則正しい生活習慣~

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  年末年始の長期休業に入りましたが、学力を伸ばすためにはこの間の過ごし方が極めて大切です。よく基本的な生活習慣を代表する言葉として〝早寝・早起き・朝ご飯〟があげられますが、これらと学力とは明確な相関があります。
  本校では毎年、卒業式で無遅刻・無欠席の生徒の皆勤賞表彰を行ないますが、ほとんどが学力の高い生徒です。
  近年、渡辺武郎ボストン大学教授らのグループが〝学習中に活動する脳の領域が睡眠中にも活動している〟ことを機能的磁気共鳴画像で確認し、睡眠をとると成績が向上することを発表しました。また、〝朝ご飯をしっかり摂ると体温が上がり脳の働きが高まる〟〝一日の中で脳が最も活性化するのは朝の時間帯である〟ということも分かってきました。
  また、休み明けには「だるい」「おなかが痛い」と訴えてくる生徒の数が増えているようですが、この原因は生活リズムの乱れです。夜中までテレビゲームなどをしていると光で脳が刺激されて眠くならないという状態になります。こうなると起床が遅くなり、「朝食を摂らない」「排便もしない」ということになります。長期休業中に何日もこのような不規則な生活を続けていると、体調不良に陥り、結果的に勉強に集中できないということになってしまいます。
  是非、長期休業中にはしっかりとスケジュールを固め、規則正しい生活を心がけて欲しいものです。