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進学指導特色校との懇談会

  12月1日(火)、大阪府の橋下知事と進学指導特色校に指定された府立高校10校の校長との懇談会に出席しました。最初に知事より〝進学指導特色校を指定したのは単に大学受験のための知識を上げるということではなく、急速に進展するグローバル化や発展途上国の教育に対する取り組みを見ると、早晩日本の経済面での優位性はなくなり産業の空洞化が避けられないことになってしまう。これを防ぐには教育レベルを上げ、世界に通用する人材を育てることしかない〟という話がありました。
  次に高校課長から進学指導特色校設定の趣旨や概要、整備の内容についての説明があり、続いて10校の校長から自己紹介を含めて各校の取り組みの紹介がありました。多くの学校で、週2回の6時から8時までの夜間補習や土曜日の補習、自修室の設置、土曜日の特進ゼミ、さまざまなキャリア教育や高大連携等独自の取り組みを実施されており、本校にとっても参考となる数多くの内容がありました。
  私は〝学校は校長の高い志で決まる。今の子ども達はこれまで元気な日本の姿を見てきていない。やればできるという思いを持たせることが大切である。これからはアメリカ一極体制からBRICs やVISTAの発展により多極化体制に移行することになる。グローバル化の視点をしっかりと持ち続けて欲しい。学校経営という視点に立ってPDCAのサイクルをまわすことが基本である。くれぐれも言葉が一人歩きしないようにし、結果を見える形にしていくことが大切である。とりあえずこうするというのではなく、あるべき姿を描いた上で、いつまでにどうするという時間軸を明確にして取り組んで欲しい〟という話をしました。
  21世紀における日本の課題は教育であるのは間違いありません。公立や私立を問わず、他校の良いところを積極的に取り入れ切磋琢磨していくことが大切であると感じました。