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中期的な視点に立った計画づくり

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  早いもので12月に入りました。これから来年度の計画を立てることになりますが、これに先立ち学園全体の方針を検討の場が持たれることになります。本日はそのための資料を作成しましたが、現在の学園を取り巻く環境は極めて不透明なものが多いようです。つまり、先が読みにくい状況下にあるということです。これは本学園だけではなく恐らく他の学校法人も同じだと思います。また、最近のマスコミの報道を見てもさまざまな企業や国や地方も来年度の計画策定にあたっては苦慮している様子がうかがえます。
  このように不確定要素が多い時にはともすれば〝とりあえずこうしよう〟といった大雑把な計画になりがちですが、こういう時にこそしっかりとした計画を作らなければならないと思います。良い経営のためには原点に戻ってビジョンを確認し、戦略を再構築する、その上で中期の視点に立ってやるべきことを明確にする、最後に来年度の計画を作るということが大切です。
  言い換えると、単年度計画ではなく最終(3~5年後)の到達目標を決め、現状とのギャップを埋めるためにどうすれば良いのかを決めるということが必要なのです。また、今回については環境の変化に対応するためのいくつかのシナリオを作っておくということも欠かせません。いずれにしてもこれからは難しい舵取りになりますが、智恵を絞り出してこの局面を乗り切っていきたいと思っています。