学力の向上~学習時間を増やす~
12月21日(月)、今年も残り少なくなりました。先週から始まった個人懇談も本日でほぼ終了しました。私もできる限り来校された保護者の皆さんに声をかけるようにしていますが、当然のことながらお子さんの学力や将来の進路について心配されている様子がうかがい知れます。
それでは〝どうすれば学力がつくのでしょうか〟「学力向上のための特効薬はない」というのがその答えです。ごくあたり前のことですが、学力をつけるには学習時間の確保しかありません。ある程度の時間をかけなければ駄目だというのは学習だけではなくスポーツや芸術においても同様です。つまり練習時間の絶対量が少ないのを棚に上げて高度なことをやろうとしても成果は上がりません。基礎的なことを繰り返し行なうことが大切なのです。
学力を向上させるためには、あれこれと考える前にまず学習時間を増やすということから始めて欲しいと思います。それでも当初は努力したことがそのまま報われるかどうかは分かりません。努力したにもかかわらず思い通りの結果が得られないというケースもあるでしょう。しかし〝継続は力なり〟という言葉もあるように、日々の努力はいつか必ず〝花開く〟ものです。
本校の校訓は『高志・自律・努力』ですが、これらはとりも直さず将来社会に出た時に役立つ力です。生徒達が中学・高校時代に努力するという習慣を是非身につけて欲しいと思っています。