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恒例の寒稽古

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  1月12日(火)、寒稽古が始まりました。これまで阪神大震災の年を除いて毎年実施し、今年31回を迎えることになる本校の伝統行事です。本校においては人間教育の一環として、男子の体育の授業の中に武道を取り入れ、剣道と柔道のどちらか一方を選択させていますが、この寒稽古には高校3年生を除く全生徒と剣道部、柔道部の部員が参加しています。
  一年で最も寒さの厳しいこの時期には、日本各地で寒稽古が行なわれているようですが、この目的は逞しい肉体を養成するというだけではなく、旺盛な気力や忍耐力、集中力等の精神面を鍛えることです。
  日本では、剣道、柔道、弓道、合気道、相撲道等の武道や華道、茶道、香道等の芸道がありますが、これらは単に相手を倒す技術を身に付ける事や、形の美学を学ぶだけではありません。正しさを学び、正しい事を何処までも取組み、身につける工程があり、相手を尊重し、感謝し、心を整えるという人間として在るべき姿を求めて完成させる道なのです。
  本日、生徒達は朝7時に集合し、約1時間にわたって剣道と柔道の寒稽古に取り組みました。お正月気分を吹き飛ばし、これから一層勉強や部活動に取り組んでくれることを願っています。