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ハイチ復興支援第二弾

H22.2.12.jpg 街頭募金.jpg


  1月12日にハイチ共和国で発生した大地震から早くも一ヶ月が経過しました。時間が経つにつれ、当初の予想をはるかに上回る被害状況であることが明らかになり、先日のハイチ政府の発表によると死者は23万人を超え、スマトラ沖の大地震を上回るのは確実なようです。インターネットを開いてみると、現地の状況が映像を通じてかなり詳細に掲示されています。これによると住む家もなく食料や衣類が不足し、医療体制も不十分で傷病者に対する診療もできていません。また、治安の悪化や震災孤児の誘拐等憂慮すべき事態が起きており、長期的な支援が必要になっています。
  これまで、本校の生徒会ではハイチ復興支援として校内での募金活動を行なってきましたが、このたび〝ハイチ復興第二弾〟として、子どもへの支援に重点をおき、ユニセフの協力を得て宝塚駅前で朝9時から11時まで街頭募金を行なうことを決定しました。昨日、生徒会役員の生徒がこの募金活動の報告に来てくれましたので、困っている人達を助けることの大切さを伝え、心ばかりのカンパと激励をしました。
  本日午後、生徒会の役員と有志の生徒12名が参加し、予定通り募金活動を行なったとの報告があり、道行く人達から寄せられた心温まるお金は実に7万円を超えたとの報告がありました。
  支援団体であるワールド・ビジョンの聞き取り調査によると40%以上の人々が地震によって家族を失い、うち14%の人々が複数の家族を失ったと答えました。また、チャイルド・プロテクション(子どもの人権保護)専門家であるシアン・プラットスタッフは次のように語っています。
  「ハイチは今、国全体が喪に服しているかのようです。人々は家や仕事、持てる財産の全てを失っただけでなく、愛する人を失った悲しみに立ち向かわなければならないのです。 子どもたちも大人も、日常生活を取り戻すことができればより早く悲しみが癒される、という研究もあります。安全で安心できる家、いつもの食事、きれいな水、意味のある活動や仕事の全てが、街を再建していくために必要です。両親や保護者のいない子どもたちは、特に危険にさらされています。彼らには保護と、悲しみを癒すための機会が必要です。大人と同じように、子どもたちも悲しみを癒す方法はそれぞれ違います。新しい友人をつくり、一緒に遊ぶことは、子どもたちが生活を安定させ、感情を処理していくためにとても効果的な方法です。・・・・」
  災害はいつ私たちの身に降りかかってくるか分かりません。引き続き、私達のできることからハイチの復興を支援していきたいものです。本日、ご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。