« 卒業生に贈る~自分なりの人生哲学を持つ | メイン | 卒業生に贈る~前向きにチャレンジする »

西谷地区直送野菜の定食メニュー

H22.2.17メニュー西谷野菜と豚肉のあんかけ 001-1.jpg H22.2.19メニュー西谷野菜の皿うどん-1.jpg
2/17 豚肉のあんかけ            2/19 皿うどん


  本校の環境教育の基本的な考え方は「学び・考え・行動する」ということですが、単に環境についての知識を得るだけではなく、自分自身で行動を起こしていくことが大切です。
  環境の切り口としては、食料、水、エネルギー、ゴミ等様々なものがありますが、この度、生徒会では『地産地消』をテーマに本校の食堂に地元の野菜を使うことを提案しました。そして、調理人の方とも打ち合わせをし、西谷地区から直送された新鮮野菜をふんだんに使った『野菜と豚肉のあんかけ』と『皿うどん』を先週2日間に分けて、食堂の定食メニューとして提供していただくことになりました。
  地産地消とは、読んで字のごとく〝地域で生産されたものをその地域で消費する〟ことですが、国の基本計画では、これにとどまらず、この活動を通じて、農業者と消費者を結び付ける取り組みをしています。そして、消費者が、生産者と『顔が見え、話ができる』関係で地域の農産物・食品を購入することによって、地域の農業の活性化をはかることを目指しています。
  私達が口にする食材が、生産者は誰で、どのように作られ、流通し、調理されたかなどが把握でき、安心して野菜を食べることができます。また、何よりも輸送コストが低く鮮度が高いというメリットもあります。更に、調理は手間でしょうが、企画サイズからはずれた野菜も混じっており、生産地で廃棄されることなく、無駄が出ません。このように消費者には安心安全で、生産者には無駄のない良循環型のサイクルとなります。

  なお、野菜を提供していただいた西谷地区と雲雀丘学園とは深い関係があります。実は、1949年4月15日、西谷村立西谷小学校雲雀丘分教場として開校されたのが雲雀丘学園の始まりなのです。今回は試験的な取り組みでしたが、これからも定期的にこのような地産地消の活動を進めていきたいと思っています。