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卒業生に贈る~前向きにチャレンジする

初代理事長 鳥井信治郎.jpg
  卒業式の式辞の中で〝挑戦する〟ことの大切さを次のような言葉でお話ししました。

 〝二つ目は『前向きにチャレンジする』ということです。
  鳥井信治郎理事長の口癖は〝やってみなはれ。やらなわかりまへんで〟というものでした。「何でもやってみなければ、できるかどうかはわからない、まず行動せよ。」 ということです。
皆さんは、将来さまざまな分野で仕事をすることになりますが、社会における仕事は決まり切った単純なものだけではありません。これまで学校では解らないことがあれば、先生に質問をして答えを教えてもらっていたと思います。しかし、社会ではどのようにすればうまくいくのかを自分で考えて解決していかなければなりません。
  また、正しい答えは一つだけではありませんし、あらかじめ 問題が示されるということはありません。しばしば何が問題なのかを自分で見つけ出していかなければなりません。高い学歴を有する人が陥りやすいのは、 まず頭の中であれこれと考えてしまうことです。ところが、頭の中で考えるとすぐに難しいことやできない理由が出てきます。そして、失敗した時にどうするかということを考えてしまい、なかなか行動に移せないということになりがちです。
  しかし、成功には数多くの失敗がつきものです。言い換えると、今成功している人は最も多くの失敗をしてきた人かも知れません。
  是非、失敗を恐れず何事にも積極的にチャレンジしてください。〟

  最近の日本人は豊かになり過ぎて、ハングリー精神の欠如している人が増えてきているように思います。これは若い人達だけではありません。大人が自ら範を示すと共にチャレンジすることの大切さを生徒達に伝えていきたいものです。