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大学進学にあたって

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  3月11日(木)、午前中は中学生、午後からは高校生を対象に毎年恒例の人権教育映画会を開催しました。
  この後、高校1年生の学年集会が開催され、久しぶりに生徒達に〝大学進学の意義や進路実現のために取り組んで欲しいこと〟についてお話しました。高校の3年間というのはあっという間で、生徒達が入学して、既に1年が経過しました。
  現在、先日卒業した52期生の国公立大学入試の結果に関心が集まっていますが、2年後には現在の高校1年生が同じ立場になっているのです。大学入試センター試験までは22ヶ月、AOや公募推薦入試ということになると18ヶ月ということになります。
  その中で私が特に強調したのは次の5点です。
  ①達成可能な低い目標ではなく背伸びした目標を設定すること。そして、最後まで目標を下げないこと。
  ②早くスタートすること。高校における家庭学習は最低でも2000時間は必要であり、この壁を破ること。
  ③ペースを守ること。寝る時間、起きる時間、勉強を始める時間の「三点管理」をしっかり行なうこと。
  ④「継続は力なり」という言葉があるが、とにかく続けること。3か月で効果が現れる。
  ⑤チリツモ作戦でやること。チリも積もれば山となる。1日の細切れ時間を集めて、30分の時間をつくり、これを日々積み上げていくこと。年間300日としても150時間になる。

  大学に進学することが最終目的ではありません。将来、社会で役立つ力を身につけることが大切なのです。そのためには、どの分野に進みたいのか、どういう仕事に就きたいのかを自分なりに考えて学部や大学を選ぶことが大切です。これから2年生になるまでには、約1ヵ月弱の時間がありますが、この間を有効に使って自らの適性を考えると共に受験に向っての計画を立て、目標に向ってスタートして欲しいものです。