平成22年度理事会・評議員会の開催
3月25日(木)、10時より「平成22年雲雀丘学園理事会・評議員会」が開催されました。本学園では、各企業の代表者や地域の著名な方々、学識経験者、PTA代表の皆さんに理事や評議員への就任をお願いしており、適宜ご意見やアドバイスをいただいています。
本日は、冒頭、鳥井理事長からご挨拶があり、役員・評議員の選任、平成21年度の事業報告・決算見込み、学園60周年事業等の報告が行われました。次いで、松下常務理事から私学を取り巻く環境や他の私学の動き、学園の教育並びに経営方針についての説明があり、平成22年度事業計画・予算案の承認決議がなされました。その後中学・高校、小学校、雲雀丘幼稚園、中山台幼稚園からそれぞれ22年度の教育ならびに経営方針についての説明を行ないました。私は、最初にこの3年間で取り組んできた学校改革の振り返りを行ない、続いて来年度の重点取り組みについてお話しました。お蔭様で、これまでは生徒募集や進学実績では比較的順調に推移してきていますが、来年は正念場を迎えることになるのは間違いありません。本校では、中期の視点に立って、一貫選抜コースが中学1年生から高校3年生まで揃う〝2013年〟を目指して、さまざまな取り組みを行なってきています。
しかし、現在、私学を取り巻く環境は大きく変わりつつあります。特に、経済情勢、公立高校のクラス増(大阪府)や複数志願制(兵庫県)、大阪府と兵庫県の公立高校無償化に伴う私学対応の違い等、本校にとっては数多くの逆風が吹いてきています。
本日出席いただいた皆さんからは、人間教育のあり方、進路の実現、生徒の確保、教職員の資質向上、部活動の活性化等についての貴重な意見をいただきました。このような素晴らしい理事・評議員の皆さんにご支援いただけるというのも本学園の強みの一つではないかと感じています。課題は山積していますが、試練を前向きに受け止め、創立60周年を機に更なる飛躍を目指していきたいものです。