中学校・高等学校入学式を終えて
4月8日(木)、昨日の寒さからは一転し、暖かい春の陽ざしが降り注ぎ、美しい桜の花が咲き誇る中、午前に中学校、午後から高等学校の入学式を行ないました。
本年度の中学の入学者は156名、高校の入学者は244名となりましたが、共に学園創立60周年という記念すべき年の入学者ということになります。
開式の辞に続き全員起立の上で国歌斉唱を行なった後、入学生の点呼と入学許可、学校長の式辞、常務理事・PTA会長の祝辞、祝電の披露、学園歌斉唱の順で約1時間にわたる入学式は終了しました。
私は、中学入学式の式辞の中で、①雲雀丘学園の歴史と創立の精神 ②中学生活をスタートするにあたっての習慣づくり について取り上げました。
また、高校入学式の式辞の中では、学園の歴史について少し触れた後、松下幸之助氏のエピソードを取り上げ、①現状を受け入れプラス思考で行動すること ②当たり前のこと、簡単なことをしっかりやる人間になること を取り上げました。
引き続いて、教頭から新1年生の担任となる先生方の紹介があり、その後中央棟前の階段で高校新校舎をバックに保護者の方も含めてクラス毎に記念撮影を行ないました。
写真撮影の後、生徒達がそれぞれ教室に分かれて担任から説明を受けている間の時間を利用して、「保護者オリエンテーション」を行ないました。このオリエンテーションは一昨年から実施しており、今年で3回目になります。『社会で役立つ力を育てる』というテーマで家庭と学校が連携して取り組んでいこうとするものです。そして、お子様の入学に合わせて保護者の皆さんにも新たな気持ちで、本校の教育の基本である〝共育〟と〝共学〟について実践していただこうという趣旨です。
中学・高校時代というのは、人生の中で最も多感な年頃であり、人間の基礎を固める時期でもあります。言い換えると、〝どのような学校生活を送るかでその人の将来が決まる〟と言っても過言ではありません。 私達教職という立場にある者は、〝生徒一人ひとりの人生を預かっている〟という思いで指導していかなければならないと 思っています。