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第66回雲雀丘小学校の入学式に出席して

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  4月10日(土)、暖かい春の日差しが差し込み満開の桜が咲き誇る中で、第66回となる雲雀丘学園小学校の入学式が行なわれ、来賓として出席しました。最初に、2年生、5年生、6年生や保護者、教員の大きな拍手に迎えられ、144名の新入生がサウンドオブミュージックの「ドレミ」の歌のメロディーに合わせて入場しました。続いて全児童が大きな声で国歌・君が代を高らかに歌いあげました。よく見ると新1年生の中にもしっかりと歌っている子どもがいます。公立学校の場合には、今でも入学式や卒業式等の式典の際に、国旗の掲揚や君が代の斉唱が徹底できない等の課題が指摘されています。そして、学校において君が代についての歌唱指導も十分が行なわれていないため、中学や高校になっても実際に歌えない生徒が多くいます。
  本学園では、幼稚園の年長組から君が代の歌唱指導をしているため、小学校入学時からしっかりと歌えるようになっています。続いて、新入生は「月」「星」「雪」「虹」のクラス毎にステージの上にあがり、担任の先生の点呼に応えて一人一人が手をあげて元気よく返事をしました。その後、校長先生の式辞・教員紹介があり、上級生からの歓迎の言葉や歌や劇が披露されました。感心したのは、ほとんどの新入生が校長先生からの〝挨拶しましょう〟〝人の話をしっかりと聞きましょう〟〝お花をしっかりと育てましょう〟という言葉に対して〝はい〟という元気な返事で応えたことです。続いて、在校生から〝お祝いの呼びかけ〟や〝歓迎の言葉や歌〟が披露されました。また、“おめでとうございます”という言葉に対しては、“ありがとうございます”という新入生の元気な声が響き渡りました。この時期に人間としての基本である挨拶がしっかりと身についているということは素晴らしいと感じました。こうして、式はほのぼのとしたぬくもりの感じられる雰囲気の中で無事終了しました。
  本学園には、二つの幼稚園と小学校、中学・高校がありますが、この温かみのある雰囲気が本学園の良き伝統になっているように感じています。これからもこの良い伝統を引き継ぎ、更に醸成することにより、学園として一貫した人間教育を推進していきたいと思っています。

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