平成22年度学園PTA協議会の開催
4月17日(土)午後、中・高等学校、小学校、幼稚園の各PTA会長・副会長と校園長、事務局の幹部が出席して恒例の学園PTA協議会が開催されました。冒頭、常務理事から挨拶があり、続いて出席メンバーの紹介、21年度の決算、本年度の予算、60周年記念行事の実施結果についての説明があり承認されました。
その後、各校種の校園長より本年度の活動計画について発表しました。中学・高等学校については、私からこれまでの学校改革の取り組みを中心に教育活動の内容、大学への進学状況、新校舎等についての説明を行ないました。すべての議事が終了した後、出席者全員による懇親の場が設けられ、普段あまりお話ししたことのない小学校や幼稚園の役員の方々とも色々と意見交換させていただきました。
日常多くの中学生、高校生と接していて感じるのは、幼少の頃にどのような育ち方をしてきたかによって物の考え方や生活習慣、行動パターンが決まってきている、言い換えると〝家庭教育がいかに大切か〟ということです。
昔から『三つ子の魂百まで』とか『〝つ〟のつく教育(一つから九つ)』と言われていますが、幼い時に身についた性質はなかなか変わらないものです。とりわけ〝やってはいけないこと〟〝他人に対する思いやり〟〝命を大切にする気持ち〟〝我慢する姿勢〟といった人間としての基本を身につけておくことは非常に大切です。そして、その形成に大きな役割を果たしているのは家庭、特に母親であり、母親の感性がなければ、これらを子どもに伝えることはできないのです。
本学園は第一に「人間教育」の大切さを取り上げていますが、このためには家庭と学校が一体となった『共育』が何よりも大切であると思っています。
最後に、昨年度のPTAの役員の皆さんには創立60周年を目前に控え、さまざまな面で大変ご尽力をいただき心より感謝しております。また、本年度の役員の皆さんには60周年という記念すべき年にあたり、何かとお世話になることが多いと思いますが、何卒宜しくお願いいたします。