ワイカト大学のフィンチ先生が来校
5月28日(金)午後、ニュージーランド語学研修でお世話になっているワイカト大学の研修責任者であるレスターフィンチ(Lester Finch)氏とこの研修の担当者である曽我部さんが来校されました。フィンチ氏との最初の出会いは3年前のニュージーランド研修の付き添いとして、ワイカト大学を訪問した時であり、当時はまだ国際科があり、9週間という長い語学研修の期間でした。
同氏は以前「イヌイット」に関心を持って研究されていたようですが、現在は〝幕末に薩摩藩士が参勤交代の途上イギリス人を殺傷し、後の薩英戦争の原因となった〟「生麦事件」に大変興味を持ち、さまざまな文献を調べておられるようです。色々とお聞きすると、イギリス人から見た生麦事件の書物は数多くあるが、日本人からは、この事件をどのように見ているのかを知りたいとのことでした。今回の来日を機に、その文献を入手したいということで、本日も本校に来る前に、関西大学に行って色々と調査してきたとのことでした。彼からこの事件のことを端的に表わす言葉を筆で書いて欲しいという依頼があり、色々と考えましたがなかなか適当な言葉が見つかりません。最終的に〝異なる文化を理解する〟という言葉にし、色紙をお送りしました。その後、新校舎を見学していただき、お別れしました。
これからのグローバル社会においては、生活習慣も宗教も物の考え方も異なる人達と一緒に暮らしていかなければなりません。今年も高校1年生と2年生の生徒15名が7月19日から8月19日まで、ニュージーランドへ語学研修に行くことになっています。まさに、異文化を理解し受け入れるという気持ちで研修に参加して欲しいと思っています。