定期考査始まる
5月25日(火)、降り続いていた雨も止み、天気も完全に回復しました。早朝より生徒達は教科書や参考書、プリントを片手にやや緊張の面持ちで登校してきました。本校では、本年度より3学期制の導入をはかることにしましたが、今回はその最初の試験ということになります。今日まで、多くの生徒達は解らないところを真剣に先生に質問してきており、最終的には良い結果が得られるのではないかと思っています。
今、わが国では知識や学力を判定するために、いたるところで色々な試験が実施されています。これらの試験は〝限られた時間内で特定の問題に対しての理解度を把握する〟ということになっていますが、これで全ての能力を完全に把握することは不可能であるのは当然です。そして、このことは今日から始まる定期考査についても同じことが言えます。現在、教育界においてもさまざまな試験が行なわれていますが、合否を判定すべき入学試験と校内で実施する試験とは性格が異なります。今回の定期考査において考えなければならないことは、生徒にとっても先生にとっても、この試験結果を冷静に受け止めることです。つまり、生徒にとっては〝何ができなかったのか、何故できなかったのか〟を明確にすること、先生にとっては生徒の理解度がどうだったのかを把握し、自らの教え方や出題のやり方を見直す機会にする、ということです。いずれにしても、結果を素直に受け止めて新たな取り組みをスタートさせることにして欲しいと思っています。