« JICA研修員との交流 | メイン | 急速な経済発展を遂げる新興国 »

ビーンズ21研修会に参加して

  6月26日(土)5時から開催された「ビーンズ・21・OB・OG会」に参加しました。この会のメンバーは府立高校の校長や教育委員会の幹部経験者で構成されています。
  
現在、大阪府立高校の校長・教頭の自主的な研修会として〝ビーンズ21研修会〟というものがあります。この研修会は平成3年に、現職校長の自主的な研修会としてスタートし、平成13年にビーンズ・ツリーという名前になり、二カ月に一度土曜日の午後に、さまざまな講師を招いて開催されています。一方で府立高校を退職され、私立の中高や大学で勤務される人も増えてきたため、OB・OG会も結成され年に3~4回程度開催されています。私も大阪府立芦間高校の校長時代に、この会のメンバーに加えていただき、先輩の皆さんから多くのことを学ばせていただきました。しかし、雲雀丘学園勤務後はなかなかスケジュールの調整ができず、最近はあまり参加できていません。
  本日は、本年3月末で関西福祉科学大学高校校長を退職された関谷茂紀先生より『私の教育軌跡』というテーマで講演いただきました。最後ということで、これまであまりお聞きしたこともない苦労話をお聞きすることができ、大変勉強になりました。講演後の懇親会では、それぞれの近況報告とさまざまな意見交換を行ないました。その中で、日本の良いところをもっと認識し、子ども達に伝えていくべきではないかという話が出ました。今、日本は色々なマイナス面が強調されていますが、世界第2位のGDPを有する経済大国になったのは、それなりの理由があったのは間違いありません。しかし、これまでは〝国家としての百年の計〟言い換えると、しっかりとした〝国家戦略〟がないまま進んできたのではないかと思います。
  これからは、すべての分野で『戦略』の構築が必要になりますが、この際に大切なことは、自分達の強みをしっかりと認識することです。ともすると弱みが前面に出されますが、今一度現状の強みと弱みをしっかりと分析していくことが必要ではないかと感じました。