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JICA研修員との交流

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  6月25日(金)、高校1年生の地理の授業の一環としてJICA(独立行政法人国際協力機構)兵庫の研修員の方3名を本校にお招きしました。JICAはご存知の通り、国連難民高等弁務官としてご活躍された緒方貞子さんが理事長を務め、日本と途上国の架け橋として、政府のODAにおける重要な窓口たる活動をしている機関です。今回本校に来られた研修員の方は、キリバス・フィリピン・セイシェルの3か国から日本に航海技術についての研修を受けにこられているということでした。
  高1の生徒達はクラス毎に3班に分かれ、3限目から6限目の4時間とランチタイムに、前半は研修員の国についてのインタビューを英語で行ない、後半は『書道』『折り紙』『たこ焼きづくり』『日本の遊び』『学校案内』という、「日本」と「雲雀丘学園」をよく知ってもらうための共同体験プログラムを行ないました。
  研修員の方々は1週間前に日本に到着されたばかりで、日本語も殆ど通じませんでしたが、生徒達は普段の英語学習を生かしながら、また、時にはボディーランゲージを交えて何とか研修員の方々の国の文化を知り、日本の文化を紹介しようと一生懸命でした。
  生徒達も最初は硬い表情をしていましたが、あるクラスではインタビューの最中に、「好きなスポーツは?」『サッカーだよ』「今朝ワールドカップで日本が勝ったのはご存知ですか?」『Yes、私は日本のサッカーは素晴らしいと思う。なかでも本田のプレイは最高だね』(実際はすべて英語)というやりとりに、皆が盛り上がったという一幕もありました。このようにして、JICA研修員との交流は終了しましたが、互いの交流を深めることができ、良かったと思っています。最後に別れを名残惜しむ生徒達の表情が印象的でした。
  生徒達の溌剌とした顔を見ながら、生徒達は国際社会とりわけ開発途上国に対する日本の果たしている役割の重要さを実感したのではないかと思いました。