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修学旅行事前講演会の開催

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  6月4日(金)、高校2年生を対象に北海道修学旅行の事前講演会を実施しました。講師は今回の旅行で環境プログラムを担当いただく(株)スポートピア企画推進部長の細谷誠氏とファームステイのお世話をいただく農家代表の内山彰氏の二人です。
冒頭の挨拶で、私は生徒達に次のような話をしました。〝今回の修学旅行は皆さんにとって、高校時代における最も思い出深い学校行事になると思います。今日は充実した研修旅行にするために、三つの大切なことをお話します。
  一つ目は「環境について」です。この6月は環境月間になっていますが、今、世界自然遺産である素晴らしい知床の環境が破壊されようとしています。これは急増したエゾジカによる森の木々の立ち枯れが起きているからですが、この原因はエゾジカの天敵であるオオカミを絶滅させてしまったからです。つまり、生態系が壊れてしまったために、エゾジカが増えすぎて、このような深刻な事態を引き起こしてしまっているのです。
  二つ目は「日本の原住民のひとつであるアイヌ民族について」です。彼らは一人ひとりの人間に守護神がついていると考え、人間は神に背くようなことをしてはならない、正直でなければならない、という姿勢を貫いています。
  三つ目は「農業の大切さについて」です。今、日本の食料自給率は41%であり、多くの食料を海外から輸入しています。でも食料を買うことができなくなればどうなるのでしょうか。そして、誰が農業を守っていくのでしょうか。
この他にも色々と学ぶことがあると思います。どうか、積極的に行動することにより修学旅行を是非充実したものにしてください。〟

  続いて、細谷氏からはパワーポイントを使って環境プログラムに関する説明を、内山氏からはファームステイを受け入れる農家の思いを述べていただきました。生徒達は熱心にお二人の講演に耳を傾けており、質問をする生徒もいました。
  生徒達が、この修学旅行を通じて自ら何らかのものをつかんで欲しいと思っています。