ユーデック主催の学校見学会の開催
6月5日(土)、ユーデック主催の学校見学会が開催され、42家族、75名の保護者・児童が参加されました。冒頭、60(ろくまる)記念ホールにおいて、私は人との出会いの大切さと簡単な自己紹介をした後、子ども達にも解るようにテレビと携帯端末を例にとって次のような趣旨の話をしました。
〝この学校にはたくさんのテレビが設置されています。この会場にもテレビがありますが、これはテレビの番組を見るためではありません。これを使って学習したり、説明するためです。皆さんはテレビというのは、カラーが当たり前だと思っていますが、以前は白黒でした。そして、現在の液晶やプラズマテレビではなく、ブラウン管を使った分厚い形をしていました。それが今ではこんなに薄くなりました。間もなく壁にかけるテレビになり、やがて紙のような薄さになると思います。
また、これは携帯端末ですが、色々な機能が入っており、電話・メール・手紙・写真・カレンダー・テレビ・財布・音楽・ゲーム・新聞等の代用ができるようになってきました。また、先日iパッドが発売されましたが、間もなく手軽に持ち運べるコンピュータになります。
ところで、ここで皆さんに質問してみたいと思います。「日本は恵まれているか?」「日本の将来は明るいか、暗いか?」です。ほとんどの人が日本は恵まれているが、将来は暗いと思っておられるようですね。
昨日、サッカーの日本代表チームはコートジボアールと試合をしました。この国はアフリカの西部に位置する世界一のカカオの輸出国で、人口は日本の約6分の1、1人当たりの年間所得は8万円しかありません。そして、現在世界には電気もガスも水道もない生活を送っている人が数多くいるのです。また、食べる物にも困っている人もいます。そのため、勉強したくても出来ない、学校に行きたくてもいけない子ども達がたくさんいます。
ところで、皆さんは何のために勉強するのですか?学校に行くのは何故ですか?この人達の生活を豊かにしてあげる仕事は、いくらでもあります。そのためには、色々な知識や技能を身につけておくことが必要です。
雲雀丘学園は『将来社会で役立つ人を育てる』ということを教育方針にしています。そして、保護者の皆さんと連携して子どもを育てるという『共学』と全員が学ぶという『共学』を基本にしています。
どうか、皆さんはしっかりと勉強して是非社会で役立つ人になって欲しいと思っています。〟
続いて、入試広報部長から現状の取り組みや入試に関する説明を行なった後、グループに分かれて校舎見学をしていただきましたが、保護者の皆さんからは色々な質問が寄せられました。「中学入試は親の入試」と言われているように、子どもさんに合った学校を選択してあげることが大切です。本校ではいつでも学校見学の受け入れを行なっていますので、事前に連絡いただきご来校ください。