中間考査を終えて
先週で中間考査が終了し、順次テストの答案用紙が返却されています。今週から予定の入っていない時間を見つけては校舎内を巡回していますが、時々歓声の沸きあがっているところは、例外なく答案用紙の返却が行なわれているクラスです。
よく生徒達にテストの結果について「どの教科ができたのか、どの教科が難しかったのか」を質問するようにしていますが、「微妙」とか「まあまあ」といった曖昧な答えが返ってきます。そして、テストの点数を見て一喜一憂しているケースが多いようですが、大切なことはテストが返却された後の取り組みです。特に〝何故できなかったのか〟を自分なりに把握し、必ず解けるようにしておくことです。そうしないと、仮に一週間後に同じ問題が出されたとしても間違ってしまうということになりがちです。
成長する人とそうでない人との違いは能力の差ではありません。キッチリと反省できるかどうかであり、この習慣が長い間に大きな差になってしまうのです。これはスポーツの世界でもビジネスの世界でも同じです。ゴルフの石川遼選手もその日のラウンドが終わると納得いくまでボールを打って、悪かったところを修正していますし、イチローをはじめ多くのプロ野球選手も試合後バットの素振りを欠かしません。ビジネスで成功している人も必ずその日の行動を反省し、明日に備えています。
テストが終わった時が成長するチャンスです。しっかりと取り組んで欲しいものです。