三木市学校事務研修部会 夏期研修会
7月13日(火)三木市学校事務研修部会の夏期研修会において『学校事務における組織マネジメント~事務職員が学校経営に果たす役割~』と題して講演を行ない意見交換しました。
三木市は戦国時代に東播8郡24万石を領し、秀吉をさんざんてこずらせた後、家臣や領民の命乞いをして自害した三木城主・別所長治の居城等の史跡が多く残っています。現在は三木市と吉川町の合併により、約82,000人の人口を有し、山田錦(酒米)の主生産地や三木金物ブランドとして更に発展が期待されており、「グリーンピア三木」「三木ホースランドパーク」「山田錦の館」「吉川温泉よかたん」等、多彩な観光資源も有しているようです。
また、『心豊かな人づくり』と『自己を磨きみんなと生きる』を基本に、夢や志を持ち心豊かに元気よく躍動する教育の実現を目指しておられます。本日の講演は8中学、16小学校、1支援学校の事務職員が対象でしたが、高校と異なりほとんどが各校1名の配置ということになっています。
私はこれから世界の中で日本が進むべき方向と人材育成の重要性に触れた後、学校改革を成功させるには〝どのような学校を目指すのかというビジョンを明確にする〟〝しっかりとした戦略を構築する〟〝教職員のベクトルを一致させる〟〝生徒の育成を第一義に考えていく〟〝目を外部に向け世の中の流れを的確に把握する〟〝内部評価ではなく外部評価を優先する〟ことが何よりも大切であると訴えました。
学校は鍋蓋社会と言われるように、校長・教頭の下に教員が横一線に並ぶという組織体制になっています。このため、校長のスタッフがいないということになりがちですが、事務職員の皆さんは単に事務処理を行なうだけではなく、校長を補佐して学校改革を進めるという気持ちで取り組んで欲しいものです。