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環境講座『水』の開催

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  7月15日(木)、文化館視聴覚教室においてサントリー・ホールディングス株式会社、水科学研究所技術センターの早瀬泰子氏にご来校いただき、水に関する環境講座を開催しました。この講座は、大山で林間学舎を行なう中学2年生の事前学習の意味を兼ねて、環境教育がスタートした平成20年からこの時期に実施しています。今年も生徒達は23日から〝自然環境の水に学ぶ〟というテーマでサントリーの奥大山ブナの森工場を見学し、植樹や森での作業を行なうことになっています。
  本日、早瀬氏からは簡単な自己紹介の後、「水の旅」「森を守り 水を育む」「サントリーの水の取り組み」「水を味わう」の四つのテーマについてお話がありました。特に「森の働きとしては〝生き物を育む〟〝炭酸ガスを吸収する〟〝資源を供給する〟〝土砂災害を防ぐ〟〝水を蓄え安定して供給する〟等があげられる。森にとっては水を蓄え、洪水を防ぎ、水質を浄化するという水源涵養機能が大切である。」ということを強調されました。最後に全生徒に硬度20ミリグラムの「サントリー天然水(奥大山)」と「超硬水」の入った2つの小コップを配り、自らの舌で二つの水の違いを確認してもらうという体験をしてもらいました。
  地球上にある水のうち、我々が使えるのは、ごくわずかしかありません。太古の昔より、地球全体の水の量はほとんど変わっていないのです。すなわち海や地表、湖や河川の水は蒸発して雲を作り、雨という形で降り注ぐという自然循環が形成されているのです。そして、この通り道の一つである森が保水という大切な働きを担っているのです。
  サントリーの奥大山ブナの森工場では、下草を刈り枝打ちをする等森を守るためのさまざまな活動を行なっておられます。今回の林間学舎では工場見学の後、実際に植林の作業も体験することになっていますが、生徒達が水についてさまざまなことを学び考えて欲しいと思っています。