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大阪府立大学での講演を終えて

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  7月8日(木)、大阪府立大学が主催する授業公開講座『関西経済論』において「社会で役立つ力」というテーマで講演を行ないました。この講座は府立大学の学生と府民の希望者を対象に、毎週木曜日に開催されています。本日は南海電車の人身事故の影響で、参加者が少ないということでしたが、暑い中にもかかわらず、1000人くらいの方がお見えになりました。担当の教授からお話をうかがうと、開始の随分前から前の席を確保するために来場される方もおられるようです。
  90分間の講演の中で、私は「世界の動き」と「日本の現状」、「民間企業での経験」について触れた後、「教育をめぐる課題」や「学校の役割」、「新しい学校づくり」についてお話しましたが、参加者は熱心に耳を傾けておられました。また、いくつかの質問をしてみましたが、皆さんが相当色々なことに関心を持ち、勉強されているということがわかりました。講演終了後、二人の学生が〝人間力をつけるにはどうすれば良いか〟〝将来どういう方向に進んだら良いのかがわからず迷っている〟とのことで質問にきました。色々と話をしましたが、真剣に人生を生き抜きたいという思いがひしひしと伝わり、頼もしく感じました。
  講演の前後に奥野武俊理事長・学長と産学官連携理事の菅野昌志理事と色々と意見交換を行ないました。大阪府立大学は現在、理系の大学を目指して改革を推進されていますが、これから日本が世界で認められるためには技術立国として確固たる地位を確保することが大切です。将来の日本を背負って立つ人材を輩出できるような体制を目指して欲しいものです。