学力推移調査の分析報告会
7月7日(水)、職員会議に先立ち、ベネッセ・コーポレーションの担当者に来校していただき、4月に実施したスタディーサポートの分析報告会を開催しました。本校では中学1年生から高校3年生までの全学年について、校内の定期考査以外に模擬試験を実施しており、この結果を教科や学年にフィードバックし生徒の指導に反映しています。新しいコース制を柱とする改革をスタートさせ、高校は4年目、中学は3年目を迎えましたが、以前は各学年が独自に行なっていた模試を見直し、学校全体の取り組みに変更しました。これにより各学年のデータの蓄積が可能になったため、学年間比較や過回比較、各学年の学力状況のデータを全教員に公開するようにしました。この情報公開の結果、課題の共有化がはかれるようになってきました。
生徒の学力状況がどうなっているかはすべての先生にとって最大の関心事ですが、本日の説明を聞くと概して順調に伸長してきているようです。また、学年の中には急激に学力がアップしてきている教科もあり、頼もしく感じました。この陰には先生方の懸命な努力があるのは間違いありません。この結果を更なる学力伸長に繋げていって欲しいものです。しかし、詳細に見ていくとすべてが完璧というのではなく、教科、学年毎の課題もありそうです。これらをしっかりと分析して、教科指導につなげていきたいと思っています。
このスタディーサポートの特徴は〝生徒の変化が起こる〟時期に実施されており、単なるテスト結果の分析だけではなく、家庭学習の時間や開始時刻、生活習慣、予備校や塾での学習、受験勉強のスタート時期、希望進路等の調査も同時に実施されるということです。そして、全体の傾向だけでなく、個人の成績の推移や順位等の情報も把握できることになります。この結果を現在行なわれている定期考査の結果等と合わせて個々の生徒の指導案を作成し、夏季休暇中に保護者をまじえた懇談を実施していく予定です。