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凡事徹底の大切さ~伸びる会社の条件

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 パナソニックの創業者である松下幸之助氏は”伸びる会社”の条件として
   ①元気でさわやかな挨拶
   ②キッチリとした整理整頓
   ③掃除のゆきとどいたトイレ
の3つをあげていましたが、本社勤務時代には、この一見経営と関係ないと思われる3つが、どうして大切なのか理解できませんでした。ところが事業部や支店の責任者として他社や販売会社、代理店、販売店への訪問をくり返すうちに、松下氏の言われていることがわかるようになってきました。
 朝、ある会社を訪問すると、社員が立ち上がって「おはようございます、いらっしゃいませ」という挨拶が返ってきます。また、机の上もきれいに片付いており、トイレも美しく掃除されています。このような会社は何故か業績が良いのです。逆に部課長が新聞を読みながら椅子に座ったままで立ち上がりもせず、しっかりとした挨拶もしたいという会社の業績は概して良くありません。また、机の上が乱雑になっている会社は倉庫の中の整理整頓もできていません。さまざまな商品のカタログや古いチラシが雑然と積み上げられていたり、旧商品が無造作に置かれています。このような会社では、請求書や支払い伝票の管理も不十分であり、会社全体のマネジメントもルーズになっています。
 挨拶や整理整頓、掃除など大したことではない。やろうと思えばいつでも出来るという考え方が駄目なのです。これは会社だけではなく、学校にも家庭にも個人にもあてはまります。当たり前のことをしっかりやるということを心がけていきたいものです。