« 凡事徹底の大切さ~伸びる会社の条件 | メイン | 敬老の日を迎えて »

挨拶を習慣化する

  以前ベストセラーになった「親の品格」(PHP 新書)の著者の板東眞理子さんはその著書の中で、「あいさつから始めよう。あいさつは相手を認め、相手を尊重し、相手と友好関係を結びたいという表明であるから、あいさつしても無視されるのは大変辛いものだ。また、家族の間のあいさつが習慣になると、自然に近所の人や顔見知りの人にあいさつができるようになってくるが、家庭でのあいさつができなければ、なかなか他へは波及しない。」と述べておられます。
  私は「あいさつ」はコミュニケーションを円滑にするというだけではなく、内面的な豊かさを育むことに繋がると思っています。温かな人間関係に満ちた集団では、相手を思いやる優しい気持ちがあいさつという形になって表われています。即ち「おはようございます」「ありがとうございます」「しつれいしました」「すみません」や「おつかれさま」「ごくろうさま」といった言葉がかわされているのです。
  すべての親は子ども達には心豊かな人間になって欲しいと願っておられると思います。そのためにはまず家庭において、いつも明るいさわやかなあいさつが交わされていることが必要です。そして、家庭や学校において、まず親や教師が子どもの「手本」であることを忘れることなく、明るい「あいさつ」ができる人間になることが大切であると思っています。