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敬老の日を迎えて

  本日、9月20日(月)は「敬老の日」であり、祝日法では「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し長寿を祝う日」と定義されています。
  敬老の日の由来は1954年に9月15日を「としよりの日」という名前で制定されたのが最初です。しかし、この呼び名については各方面から異議が出され、1964年に一旦「敬老の日」という名称に改められました。その後、1966年に国民の祝日法が改正された際に「建国記念の日」や「体育の日」と共に祝日に制定されました。更に2003年からはハッピーマンデー法の導入に伴い、「成人の日」「体育の日」と同様の異動祝日(9月の第3月曜日)になり、今日に至っています。
総務省がこの日に先立って発表した推計人口によると、
  ①総人口は1億2739万人(昨年比15万人減)
  ②65歳以上は2944万人(昨年比46万人増、総人口比23.1%)
  ③80歳以上が初めて826万人と800万人の大台を突破
ということで、更に高齢化が進みました。
  このままでは団塊の世代が65歳に到達する2012年(平成24年)には3000万人が高齢者の仲間入りをすることになります。現在、日本は世界一の高齢化社会になっていますが、この原因は出生数の減少と共に平均寿命が延び、高齢者数が増えてきているからです。また、65歳以上の高齢就業者は565万人と増加し、就業率は男性28.4%、女性で13.0%になっているようです。
  現在、世界の先進国も高齢化が進んできており、日本がこの高齢化をどのように乗り切っていくのかということについては、各国から注視されています。これからは労働力人口が減少する中での高齢者の活用、総需要の低迷に対する歯止め、出生率の回復、福祉制度の見直し等さまざまな取り組みが必要になってきているのです。
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