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学園小学校保護者対象の学校説明会

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  9月24日(金)午前、学園小学校から7名のPTA役員の保護者が中高の取材のために来校されました。最初に私から簡単な挨拶を行なった後、〝小さな習慣づくり〟の大切さについてお話し、教頭補佐の案内で校舎の見学をしていただきました。
  また、午後からは学園小学校の保護者を対象に学校説明会を開催しました。今回は例年と異なり、小学校の全学年の保護者を対象に案内を差し上げたこともあって、3年生以下の保護者も数多く出席されていました。
  最近、毎週のように塾やマスコミ主催の「学校説明会」や「入試相談会」が開催されていますが、小学校低学年の保護者の相談も多くなってきているようですし、幼児教室も次々と開設されています。このような傾向が出てきているのは、さまざまな原因が考えられますが、少子化の影響が大きいのかも知れません。
  本日の説明会でもお話しましたが、今、日本の教育界ではツケの先送りという現象が出てきています。このため、企業は大学、大学は高校、高校は中学、中学は小学校、小学校は幼稚園や家庭に対して〝もう少しきっちりとした教育をして欲しい〟という不満を感じています。しかし、自己が取り組む前に、他の責任にしている限り、改善することはできません。それぞれの立場でやるべきことをしっかりやるという姿勢が必要なのではないでしょうか。
  本校では家庭と学校が連携して子ども達を育てるという〝共育〟を教育方針に掲げていますが、単なる大学進学を最終目的にするのではなく、「勉強は何のためにするのか」「社会で役立つ力とは何か」ということを共に考えていくことが大切であると思っています。