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避難訓練の実施

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  9月29日(水)、爽やかな秋晴れの下、「一階厨房から火災が発生したので校舎外に出なさい」という校内放送により、避難訓練を行ないました。今回は高校新校舎になって初めてということで、迅速に避難できるかどうか気になっていましたが、全クラスが校庭に集合し人員の確認が終了するまでの避難時間は5分40秒と大幅に短縮することができました。特に、前回集合まで6分22秒もかかっていた中学1年生が3分45秒という結果になりました。私は、全生徒に前回と今回の所要時間を発表した後、次のような話をしました。
  〝今日はこれから避難訓練を行なうということが解っていた状態で、なおかつ「朝」「学校」「火災」ということを限定していたため、平常心のまま大きな混乱もなく行動できたと思う。しかし、災害はいつ、どのような形で襲ってくるか全く予想できない。自宅、通学途上の電車の中、旅先のホテルの場合もあるし、火災だけではなく地震、台風、洪水、ガス爆発、テロといったさまざまな災害が考えられるし、夜で真っ暗闇ということもある。どのような時であっても落ち着いて行動することが大切である。災害が発生し避難する時には〝おかし〟と〝もち〟を忘れないようにして欲しい。〝おかし〟とは、『おさない(押)』『かけない(駆)』『しゃべらない』ということであり、〝もち〟とは『もどらない(戻)』『ちかづかない(近)』ということである。災害発生時には是非、この5つのことを守るように心がけて欲しい。
  また、これらは災害が発生した時の心構えであるが、常に災害に備えた危機管理をしておくということが何よりも大切である。昔から「災害は忘れた頃にやってくる」とか「備えあれば憂いなし」という言葉が伝えられているが、今一度自分の身の回りのことを見直すようにして欲しい。〟
  災害だけではなく、あらゆることにおいて危機管理が大切であると思います。「予防する」「芽生えの段階で把握する」「小さな芽のうちに摘み取る」「発生すれば迅速に対応する」「再発防止策を徹底する」等を心がけていきたいものです。

  なお、本日でこの校長通信の掲載も1500回を迎えることにとなりました。この間、多くの方からさまざまな資料やデータを送っていただき心より感謝しています。これからも日々新たな気持ちで、取り組んでいきますので、今後とも宜しくお願いします。