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日本の次世代育成を考える委員会

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  現在の日本の教育については、〝このままでは駄目だ。何とかしなければ〟と感じておられる人が多いのではないかと思います。
 
  関西経済同友会では『日本の次世代育成を考える委員会』が設置されており、毎月メンバー企業の代表者が集まり会合が持たれています。来月は公立・私立の4名の校長によるパネルディスカッションが計画されており、教育課題を提起することになっています。私もこれに出席するため、本日はオブザーバーとして出席させていただきました。この会の委員長は、広島県警本部長、警察庁生活安全局長を経て、現在パナソニックの常務役員、東京都教育委員、おやじ日本理事長として、教育問題に真っ向から取り組んでおられる竹花豊氏です。
  本日の講師は中央大学の山田昌弘教授で「次世代育成を取り巻く現状と課題~保守化する若者達」というテーマでお話いただきました。講演では〝安定志向の若者達の実態〟〝バブル崩壊から金融危機、リーマンショックによって雇用環境は大きく変わったものの雇用環境は変わっていないこと〟〝努力が報われることが期待できる社会をつくること〟〝若者の保守化と下流化の同時進行が起こっていること〟〝若者の希望を取り戻すためにも雇用構造の大胆な改革が必要であること〟等、さまざまな実例を挙げて説明いただきました。
  その後、正副委員長会議が開かれ、山田教授との懇談が行なわれました。同氏は「パラサイト・シングルの時代」「希望格差社会」「ワーキングプア時代」等数多くの著書を出版されています。私もこの中の一部しか目を通していませんので、機会を見つけて紐解いてみたいと思っています。