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あいさつ推進月間

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  本学園では挨拶を人間教育の大きな柱に位置づけており、年2回、4月と9月を『あいさつ推進月間』に定めています。通常、私の学校生活は、生徒達に対する〝おはようございます〟という挨拶と服装指導からスタートします。雲雀丘学園に赴任して5年間、この運動を継続することによって多くの生徒が挨拶をしてくれるようになってきましたが、まだ完全に徹底できているとは言えません。恥ずかしいとか大きな声が出ないとか、色々な原因があると思いますが、社会に出た時に絶対に必要なのはこの挨拶なのです。
  あいさつ推進月間にあたって、これからいくつかの実例をあげながら、挨拶の大切さについて取り上げてみたいと思います。最初に、挨拶の意味ですが、「挨」は〝心を開く〟「拶」は〝相手に迫る〟ということです。つまり、コミュニケーションの第一歩なのです。挨拶をしないということは自らコミュニケーションの扉を閉ざすということになってしまいます。今、ニートや引きこもりが社会問題になっていますが、この原因はほとんどがコミュニケーション能力の不足であると言われています。
  「おはよう。こんにちは。さようなら。お元気ですか。お疲れさま。ありがとう。失礼します・・・・・・」等あいさつは人間社会のコミュニケーションの基本です。〝家庭で、学校で、職場で、地域社会で、人と接したら、必ずあいさつをする。あいさつをされたら、必ず応える。〟という習慣をつけていきたいものです。
  あいさつが明るく安心な家庭や学校、ひいては地域社会をつくります。社会を変革するのは政治の力だけでは不十分です。一人ひとりの小さな実践から社会を変えていきたいと思っています。